「外壁塗装の費用相場をしって、適正価格で行ってくれる業者を見極めたい」
「外壁塗装費用の内訳を知りたい」
外壁塗装の費用は、業者に見積もりをもらうまで見えにくいところですよね?
しかし、大まかな予算がわからなければ、その見積もりが正しいのかすら判断もできません。
外壁塗装を実際に行った人の中で、失敗した人の中には
「予想していた金額より最終的な費用が思っていたより高かった」
「悪徳業者に騙されて契約してしまった」
など、費用面での失敗が9割です。
「費用相場」と「内訳」をしっかり知ることができれば、失敗することはありません。
この記事では、失敗せずに外壁塗装を行うために
外壁塗装の「費用」と「内訳」をご紹介します。
それでは見ていきましょう!
外壁面積からみる費用相場
外壁塗装の価格は、外壁の面積で変わります。
30坪では60万円〜120万円程度かかります。
なぜここまで差が出るのかと言うと、坪面積だけだと高さがわからないからです。
2階建ての家であれば60万円〜120万円の60万円よりの価格になります。
3階以上、形状が特殊な家等は120万円の方によっていきます。
この振れ幅を意識しながら確認しましょう。
相場と明らかに違う価格を提示された時気がつけるように、坪数別の価格相場を見ておきましょう。
20坪(外壁面積79.2㎡)
50万円〜100万円
30坪(外壁面積118.8㎡)
60万円〜120万円
40坪(外壁面積158.4㎡)
80万円〜150万円
50坪(外壁面積198㎡)
100万円〜180万円
60坪(外壁面積237.6㎡)
120万円〜200万円
坪数から㎡ ㎡から坪数を計算するにはこちらの記事を確認してください。
見積もり時に200万円〜300万円を提示された場合にはおかしいと言えます。
実際に外壁塗装を行ったらどのくらいかかるのかの知っておきましょう。
■外壁塗装の費用を知っておくべき理由
外壁塗装の費用を事前に知っておくべき理由は
・悪徳業者にだまされないため
・複数の見積もりを見分けられるようになる
・事前にしておくことで予算などの準備
があります。
悪徳業者にだまされないため
外壁塗装の知識を事前に身に着けている人はまだまだ少ないです。その様な小心者を狙って高額請求をする悪徳業者もいます。悪徳業者に出会ってしまった人の多くは、最初の見積もりを確認せずに契約してしまったケースがほとんどです。この問題は、「大体の費用を把握しておく」「複数の業者から見積を取って比較する」ことで解決します。
事前知識を身に着けて、悪徳業者から身を守りましょう。
・複数の見積もりを見分けられるようになる
事前に、家の外壁塗装予算を知っておくことで、見積もりをとった時、しっかりと見積もりを取ってくれている業者を見分けられるようになります。
・・事前にしておくことで予算などの準備
外壁塗装は決して安い工事ではありません。
なので、事前に費用を知っておくことで、準備をすることが出来ます。緊急性がない場合には、安い時期、ゆっくりと計画することが出来ます。
優良業者を見極め少しでも長く、家を長く守るためにも早めに計画を立てていきましょう。
■外壁塗装の費用の内訳
外壁塗装の費用は大きく分けて3項目に分かれます。
1外壁の面積(壁の面積)
2外壁の塗料(塗料)
3外壁塗装前後の準備等(足場や洗浄)
これらの三つの要素で決まります。
式に表すと
「外壁面積」×「外壁塗料」+「外壁塗装前後の準備等」
となり
「外壁の面積」×「塗料」の部分が大部分を締めます。
それぞれ詳細を知り適正な判断ができるようになりましょう。
■外壁塗装の面積
外壁塗装の価格を決める大きな要素に
「外壁面積」があります。
外壁の面積は、実際に塗装をする部分なので大きさによって価格が上がります。
広さを表す単位には、「㎡」と「坪」で表します。
どちらかの単位で面積が分かれば、費用は計算できます。
見積もり表記にも、どちらかの単位で表示されているので、どちらで提示されても判断できるようにしましょう。
1坪 = 約 3.3 ㎡
1㎡ = 約 0.3 坪
です。
実際に外壁塗装を検討している面積を、こちらの記事を参考に計算しましょう。
■外壁面積の費用を決める「塗装」
外壁塗装の費用を決める大きな要素に「塗料」があります。
外壁塗装の塗料には
フッ素系樹脂塗料 15~20年
ラジカル制御型塗料 13~16年
シリコン系樹脂塗料 10~15年
ウレタン系樹脂塗料 7~10年
アクリル系樹脂塗料 5~8年
があり、耐用年数(それぞれ塗ってから買い替えるまでの年数)が異なります。
一番選ばれているのは「シリコン」で次に「ラジカル」です。
「ウレタン」や「アクリル」はあまり使われていません。
なので、この記事では一番人気の塗料「シリコン」を用いて計算します。
■外壁塗装前後の準備
外壁塗装の「面積」と「塗料」は
塗る「場所」と「材料」です。
この部分はしっかりと計算すれば、機械的に費用を出すことが出来ます。
しかし、外壁塗装はただ壁に塗装するだけではありません。
外壁塗装の最終目的は
「壁を守り家を長持ちさせること」です。
そこで重要なのが、「外壁清掃」「足場」「下地処理」「養生」「人」です。
外気塗装に含まえる費用で最も細かく分かりにくいのはこの部分です。
「外壁清掃」
・外壁に汚れがあっては塗装が均等にノリません
しっかりと均一に塗るために高圧洗浄機で壁面をきれいにします。
「足場」
・外壁を塗るには、塗る面から50cmほどに足場を組みます。
高さや横幅は外壁面積に比例します。
「養生」
・塗装する面はハケやスプレーなどで塗りますが、窓ガラスや給湯器など塗装がつかないようにするために貼るビニールやテープです。
「下地処理」
・塗装する色と以前の色が混ざってしまったり、塗装のノリが良くするために下地を塗ります。
「依頼していた塗装の色と違う!」と驚かれる方も多いですが下地処理である場合が多いので、驚かないようにしましょう。
「人」
・外壁塗装は、職人さんが行います。
職人さんには人件費がかかります。この人件費は日数によって上下するため、何日間かかるのかも見積もり時に確認しましょう。
材料以外にもこれらの費用がかかります。
■外壁塗装の内訳の例
外壁塗装
床面積30坪(外壁面積118.8㎡)
2階建て
壁の種類 サイディングボード
塗料 シリコン
外壁塗装の費用
合計費用は 60万円
内訳
・足場
・高圧洗浄
・養生
・飛散防止ネット
・シーリング:打ち増し
・下地補修
・下塗り(シーラー)
・シリコン系塗料
・廃棄物処理・ゴミ処理、雑費
です
■見積もり毎の表記の違いと注意点
複数の見積もりを取ると、穴地面積なのに表記が異なり、費用にも差が出る場合があります。
細かく詳細を出してくれる業者であればあるほど良い業者だと言えます。
中には、
外壁面積が全て切りがよすぎたり(事前調査が適当)
「一式」「セット」などまとめて表記されている部分がある※一式の単位になっていたほうが良い項目もある。
など見積もりごとに費用が変わってくるので注意するべきポイントを抑えておきましょう。
比較時に注意するべきところ
・表記は「坪」「㎡」の違いはないか
・塗料が揃っているか?
・表記ミスや「セット」など内訳が不明確な点はないか
・「高すぎる」または「安すぎ」ではないか
など、この様なポイントをチェックしましょう。
■追加請求について
大体の金額は、見積もり時の金額で決定します。
追加請求という場合には、説明をするのが当たり前でしょ?
と思われている方も多いのだと思います。
しかし、契約の時点で「追加請求の可能性があります。」とだけ契約書に書かれていて、後に請求額が突然増えているという場合も少なくありません。
この様な問題を減らすためにも、契約時に業者さんと「追加請求があるのか?」また「追加請求が必要な場合はどんなときか」話してくと突然の追加請求ということはないでしょう。
事前に話をして、濁してくる業者は悪徳業者の場合も多いので、見極める質問としても有効です。
■支払のタイミング
外壁塗装の支払いのタイミングは業者によって異なります。大きく分けて2つです。
・外壁塗装工事終了後
・工事前に20%~50%を支払って工事後に残りを支払う
のパターンがあります。
「事前に全て支払い」この様な業者は通常ありえません。
この場合には、悪徳業者の可能性もあるので注意s魔性。
■できるだけ安くする方法
外壁塗装は、高額な工事なのでできるだけ安くしたいという人も多いと思います。
しかし、安いだけに惑わされてはいけません。
「無料」「明らかに安い表記」には注意してください。
あまりにも安すぎる場合には、後の工事内容で一部高額な部分があったり、安さを強調し契約し、後の追加請求で結局高っくなってしまったという人がいます。
どれも悪徳業者の手口です。
「安さ」だけで見るのではなく
「費用相場」を知り、「価格が適正か」を判断しましょう。
安さだけではなく、速さを強調する業者にも注意です。
契約をいち早く進め、その他の業者の見積もりを見せない手口もあります。
外壁塗装は複数の業者から見積りを取るのが普通です。
しかし、いくつもの業者に個別で連絡するのでは時間がかかります。
確実に複数の見積もりを取るためにも、一括見積もりサービスを利用しましょう。