外壁塗装の塗料の選び方どのように選んでいいのか迷いますよね。
そこで、この記事では塗料の選び方を3ステップにまとめ、塗料の種類〜色や質感までをまとめました。
ぜひあなたに合った塗料を選んでください。
外壁塗装の塗料の選び方を3STEP
外壁塗装の塗料の選び方を3stepでご紹介します。
- 一番選ばれているものを知る。
- 塗料の種類を選ぶ(耐用年数が異なる=価格が変わる)
- 色や質感を選ぶ(屋根や周辺風景とのバランス)
1 まずいちばん選ばれている塗料や色を知りましょう。
一番選ばれている塗料は「シリコン」です。
色は派手ではなくシンプルカラー(モノトーンや淡い色)が多いです。
質感はツヤあり・なしは希望の方を選びましょう。
この軸を知った上で、その他の塗料や色や質感の選び方を決めましょう。
2 塗料の種類を決める。
塗料の種類は大きくワケて5種類あります。
■外壁塗装の塗料の種類は5種類
フッ素系樹脂塗料 15~20年
ラジカル制御型塗料 13~16年
シリコン系樹脂塗料 10~15年
ウレタン系樹脂塗料 7~10年
アクリル系樹脂塗料 5~8年
があります。
5種類もあるの・・・と思われた方もいるとは思いますが
耐用年数が長い染料になる毎に値段は上がります。
先程もお伝えしたとおり「シリコン」が一番選ばれています。
塗料の種類を選ぶ基準は「耐用年数」です。
耐用年数とは、外壁を塗装したその日から、次に塗り替えるまでにどのくらい保つかという長さです。
もちろん、少しでも長いほうが良いのですが、長さに比例して価格が変わります。
一見値段が安く見える塗料もありますが、実際に長さで割ってみると割高になることもあります。
なので、「価格」と「耐用年数」を見た所、一番ちょうどよくコストパフフォーマンスがいいのが「シリコン」です。
続いて近年あたらしく出た「ラジカル」、最も長いが少々高い「フッ素」と続きます。
3 塗料をある程度決めたら、次に「色」と「質感」です。
多くの人はシンプルな色を選択しています。
塗料は10年〜20年ともつので将来を見据えて色を選択する人が多くその結果シンプルな色になっています。
中には個性的な色を選択する人もいますが、屋根や周辺の風景にうるさくならない程度の色を選びましょう。
質感は「ツヤあり」と「つやなし」を選べます。
艶有りの場合、塗りたてはツヤがありますが、年数を重ねる毎にツヤも落ちていきます。しかし、塗りたての新築感や年々味が出てくるという店でつや有りを選ぶ人もいます。
つやなしは、塗ったときから年月がたってもそこまで外壁の変化はありません。ツヤがないことで年月が経っても差が出ず、強調もないシンプルな所が選ばれています。
どちらが良いか迷った場合には、「つやなし」を選んでおけば間違いないでしょう。
■塗料の金額をしらないと予期せぬ金額に
塗料の耐用年数によって値段が変わります。
その差は000円程度あるので壁の面積によっては大きく価格が変わります。
そのため、現在の予算とも相談して決めるためにも価格を知っておきましょう。
しっかりと一括見積もりを取れば、悪徳業者に引っかかることはないのですが、中には耐用年数の短い塗料を使い、高額の請求をしてくる悪徳業者もいます。
外壁塗装の大まかな価格決定に関わる塗料を知ってくことで守ることが出来ます。
実際に、適正な価格を知るためにも外壁塗装の相場価格の調べ方も確認しておきましょう。
■外壁塗装の塗料は何がいいのか?
外壁塗装の塗料の中では「シリコン」が一番選ばれていますが、誰しもに当てはまるわけではありません。
壁の材質や前回の塗料の成分など、素人目には判断しにくい所まで見て業者が提案してくれることもあります。
その時は、シリコンだけの選択しではなく、提案された塗料の性質などと照らし合わせて検討しましょう。
このように塗料を知っておくことは、業者からの提案にも柔軟に冷静に判断することができます。
事前知識により、塗料の種類や特徴を知っておくことで、向こうも何もしらない素人としてではなく、しっかりと話し合いをしてくれます。話をすることで優良企業の判断にも有効です。
■外壁塗装の塗料や特徴を知っておくメリット
外壁塗装の塗料の種類などは全て専門家にまかせる事もできますが、事前知識を身に着けておくことで、意図や計画をスムーズに伝えることが出来ます。
外壁塗装の種類を知っておくメリット
・塗料の知識を身に着けておくことで、大体の価格を事前に把握することが出来る。
外壁塗装は足場や業者の技術面ではそこまで価格に差は出ませんが「塗料の値段」は料金の目安となり差が出ます。
安ければいいというわけではなく、塗料の種類によって耐用年数が変わるので、現在のおすすめ塗料を知っておくことで大まかな値段を事前に予測できる
・ポイントを抑えておくことで優良業者を見極め悪徳業者にもダマされない。
業者の営業の中には、知識のない人をターゲットにした悪徳業者が存在します。安さを全面的に押し出したありえない価格設定や手抜き工事などを見極めることで事前に防ぐことが出来ます。獲得業者を見極めることはもちろんのこと、こちらの意図をしっかり伝えることで、要望に沿った提案をしてくれる優良業者の見極めも出来ます。
・色や質感を知っておくことで、希望の塗装を伝えることが出来る。
塗料の種類だけの選択ではなく、色や質感を知っておくことでイメージと完成形の差異をなくすことが出来ます。
・一般的に使われている塗料等を知っておくことで正しく見積もりを比較できる。
複数の業者を比較する時「塗料の種類」がそれぞれ異なっていては値段などの比較をすることが出来ません。見積もりの際に、正しく塗料などの条件を伝えることで、正確に比較することが出来ます。
■塗料種類選びと同じくらい重要な「色」「質感選び」
外壁塗装の塗料は、耐用年数が違うという差なので塗料の種類と耐用年数を覚えておけばいいのですが、
塗料と同じくらい、またはそれ以上に重要なのは
「色」と「質感」です。
洋服で例えると
塗料の種類と耐用年数は「素材」「防寒」などの機能
色や質感は「かっこよさ」「イメージ」などのデザイン
と例えられます。
色の選び方としては、
屋根と壁のバランスが重要です。
また、周辺の家との調和も大切です。
おすすめの決め方は
「屋根(濃いめ)」「外壁(シンプル)」な組合せです。
質感には
ツヤのある質感とマッドな質感があります。
ツヤのある質感の特徴は
外壁塗装を行った後の、塗り替えた感があります。
難点としては塗ってから年月が経つ毎にツヤはなくなっていくので塗りたて当初と比べると変化があります。
マッドな質感
マッドな質感はツヤとは対象的に落ち着いた印象を受けます。塗りたて当初と年月が経った後でもそこまで変化がないのが特徴です。
質感もどちらが好みか選ぶことが出来ますが、迷った場合にはマッドな質感を選択しておけば間違いはないでしょう。
■色決めの失敗例
赤が好きだから外壁を思い切って赤にした
近所の家は黒やクリーム色、白が多かったためとても目立つ。当時は目立ったほうがわかりやすくて良いと考えていたが、10年〜20年先も赤が良かったかと言われればちょっと派手すぎたかなとも思い、この先住み続ける未来を考えるとシンプルな色にアクセントを入れる程度のほうが良かったと思う。
業者の方に説明を受けた時に見せてもらったクリーム色が気に入り、選択したが実際に家に塗ると、思っていた色とは異なった色だった。染料で見たときと実査に塗ったときには色が違うので良く考えてから決めるべきだったと後悔している
■質感の体験談
ツヤのある質感にしたユーザー
外壁を塗ったときにはまるで新築の様な外観でとても満足のいく出来だった。年月とともに、ツヤはなくなっていくがそれもまた味が出てきてよい。47歳のときに外壁塗装を行い当時はツヤに満足していたが、年齢を重ねる毎にツヤのなくなってく味ともに愛着をもでてきた
マッドな質感にしたユーザー
外壁塗装を行った当初からマッドな質感は変わらず、とても満足している。庭の植物などとも相性がいいので、マッドがおすすめです。車はツヤが合ったほうがきれいに見えるが、壁はあくまで壁なので主張しない質感がいいです。外壁がマッドでシンプルな分、その他の部分のツヤ等が強調されます。